カレーの歴史 世界から日本編

私たち日本人の知っているカレーは大きく分けて二つ。
一番馴染みのある欧風カレーと最近流行のインドカレーです。元々の発祥はインドと言われており、間違ってはいないのですが、そもそもインドにはカレーという料理は存在しませんでした。「スパイスを使った料理」が今のカレーになったのです。

そこからどのように日本にカレーがたどり着いたのか?

カレーは18世紀、イギリスはインドを植民地として支配しており、インドのベンガル地方の総督だった人がインドからイギリスに持ち帰り、欧風カレーとして形を変えました。

19世紀、イギリスで初めてカレー粉が作られました。先に申し上げた通り、インドにはカレーというものはなく、もちろんカレー粉は存在しません。さまざまなスパイスを組み合わせたものがカレーになるのです。

ナン(インド料理)03 | フリー素材ドットコム

欧風カレーの特徴はカレー粉と小麦粉、油脂、野菜などを調合して作るもので、とろみがあるのもわかりやすい特徴の一つと言えます。

 その欧風カレーが日本に伝わり、日本人の舌にアレンジされたものが今の日本で食べられるカレーなのです。

近代書誌・近代画像データベース西洋料理指南 上[下]

画像元:近代書士、近代画像データベース

幕末から明治時代にかけて、先を行く欧米諸国の文化が日本に積極的に取り入れられ、欧米化が加速していきました。その中の一つにカレーがありました。この時代の『西洋料理指南』という料理の本が発行されており、その中にカレーの作り方が紹介されています。面白いのはこの本には、カエルや長ネギを使うように書いてあり、その頃の食文化が伺えます。果たしてカエルは欧米化によるものなのか。日本独自のものなのか気になるところです。

カレー | フリー素材ドットコム

その後、カレーの材料であるタマネギ、ジャガイモ、ニンジンを入れた日本式カレーが完成しました。また国産の安いカレー粉が広がり、大正時代に今のような日本のカレーライスのもともとの形ができました。日本のカレーはインド生まれ、イギリス育ちでしたが、今わたしたちが食べているカレーはインドのカレーとも、イギリスのカレーともちがう料理なのです。

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