さて本題です。それぞれのスパイスの何が身体に良いのでしょうか。どんな効能があるのでしょうか。
世界でもスパイスを薬として使ってきた背景があります。カレーの歴史を見返すとカレーの第一人者のような人たちは、医者だったり、薬屋だったります。
日本で初めてカレー粉を販売し始めたのも、大阪の薬種問屋「今村弥」です。

それではカレーに使われる代表的なスパイスについてみていきましょう。

ターメリック(ウコン)
ウコンに含まれている「クルクミン」は、肝機能を向上させ、コレストロール値の低下が期待されます。また、近年では脳機能活性化が期待され、アルツハイマー病の予防にも効果があると報告され、話題になりました。カレーの黄色はターメリックからきています。

クミン
消化器官に良い働きかけをしてくれクミンは消化促進をしてくれますので、お腹が弱い人におすすめです。
カレーの香りは主にこのクミンからくるものです。
コリアンダー(パクチー)
こちらのコリアンダーも消化を助ける胃薬として使われてきた背景を持ち、消化器官に働きかけてくれるので、食欲増進にも役立つと言われています。

カルダモン
「香の王様」と言われ、甘くエキゾチック、そして爽やかな香りを出します。こちらもカレー粉にはよく使われます。

ガーリック
馴染み深いガーリック。免疫を高める効果は有名ですね。さらに天然の抗菌作用もあるとのこと。ガーリックに含まれる「アリシン」という成分は疲労回復に役立つ成分です。

ブラックペッパー
こちらも親しみのあるスパイスですね。言わずともがなですが、新陳代謝を高めてくれる効果があり、食欲促進、疲労回復の効果があります。

トウガラシ(カイエンペッパー)
辛味成分「カプサイシン」は、体脂肪を燃焼させてくれます。カレーが辛いのは唐辛子のおかげです。
カレーが身体に良い言われる要因はスパイスの役割が大きいようですね。
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