カレーと健康 油脂編3

ここまで、牛脂の飽和脂肪酸を中心に脂についてお話ししてきました。
皆さんの今までの認識が少し変わったのではないでしょうか。

ちなみに市販のカレールーに使われる脂のほとんどがパーム油という食用油脂です。
これは身体に悪い代名詞のマーガリンや食以外だとシャンプーなどに使われる油です。決して身体に良いものとは言えません。

3分でわかるパーム油

画像元:認定NPO法人ブルネオ保全トラストジャパン

パーム油を構成する脂肪酸は、飽和脂肪酸であるパルチミン酸とステアリン酸がほぼ半分を占めます。そのため融点が34℃~40℃と高く、常温では固体です。

パーム油は価格が安いことで知られています。そして飽和脂肪酸が多いですから酸化に強く、また常温で固体であること、それと、もともとが飽和脂肪酸なので、最近話題のトランス脂肪酸問題と関係がないことをメーカーが考慮しているのかなと思いました。

常温で固体であることは、カレールーがスーパーの棚に並べられるわけですから結構重要です。

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パーム油がよく使われるのはショートニングやマーガリンを作る原料であり、石鹸・洗剤や化粧品、バイオ石油に使われています。

パーム油自体をスーパーでは見かけませんよね。
基本的に一般家庭ではなく、食品メーカーや外食産業で使用されることが多いのが現状です。

工業油として、一般的な認知が少ないの、”見えない油” とまで、言われています。


そのパーム油はスカレー以外にもナック菓子やカップ麺、冷凍食品の揚げ物、チョコレート、アイスクリーム、カレーやシチューのルウなどに多く含まれています。 

それが30%近く(+小麦粉が30%近く)でできているのが日本人が慣れ親しんできたカレールーです。これがカレールーが安い理由です。

「クラフトカレーブラザーズ」には牛脂が使われており、これは味と身体への負担の両面を考えてのことです。しかし、牛脂に限らず、食というものは「これだけ摂っていれば身体に良い」なんてものはありません。
ひとつ言えるのはどんな食品も摂り過ぎは良くないですし、適切な量がありますのでこの辺は意識してください。

今回は市販のカレールーに使われている油脂があまり身体に良いものではないということを知ってもらうためと、「クラフトカレーブラザーズ」に使っている脂がどんなものかを知ってもらうために油脂の話をしていきました。

自分の身体です。どんな食品でも正しい知識を身につけてから選べるといいですね。

以上、あぶらのお話でした!

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