今回は一般的に市販のカレーに使われている食品添加物について紹介していきたいと思います。
前回の記事で日本では規定のもと食品添加物の使用や食品への添加については十分注意されていることがわかりました。そのため、人体への影響はわかりやすくは出ることはないと思います。
しかし、食品添加物の取りすぎは決して身体に良いものではなくて、少量の積み重ねがどこかで悪影響を及ぼすかもしれません。
カレーに使われている食品添加物代表的なものに乳化剤、カラメル色素、スクラロース、酸味料(アミノ酸等)がございます。また、食品添加物ではありませんがプラスαで酵母エキス、たんぱく加水分解物についても紹介していきます。
乳化剤
水と油のように混じり合わないものを、均一に混ざりやすくする食品添加物である。合成乳化剤には化学的に異なる何種類もの物質があり、その成分の中に有害性を指摘されたものが含まれています。もちろんこれは通常は人に食べることができないくらい、大量に食べた場合のことですが、乳化剤として一括りに表記されているので、リスクがどれくらいあるのかわかりづらいです。

画像元:あまから手帖
カラメル色素
着色料のこと。製法によりカラメルⅠ〜Ⅳに分かれる。
Ⅰ.単に糖類のみを加熱してできたもの
Ⅱ.糖類に亜硫酸化合物を加えて加熱したもの(日本では禁止)
Ⅲ.糖類にアンモニウム化合物を加えて加熱したもの
Ⅳ.糖類に亜硫酸化合物とアンモニウム化合物も加えて加熱したもの
アンモニウム化合物を加える過程で発がん性物質が発生するとされています。

画像元:WHITWFOOD
スクラロース
人口甘味料の一種で、数々の研究で、肝臓疾患・脳腫瘍・白血病のリスクが懸念されています。カロリーゼロ商品などに使われることが多く、600倍の甘さを持つ人工甘味料と言われています。体内で吸収されないため、ゼロカロリーという理屈なわけですが、肝臓や腎臓、脳で検出されたというデータがあり、一部吸収されてしまっているのではないかと言われています。
参考:くにちか内科クリニック

アミノ酸(グルタミン酸ナトリウム)
日本人に馴染み深い「味の素」です。
中華料理症候群で話題になった添加物ですが、実際にはアメリカで臨床試験が行われ、中華料理店症候群になったことがある被験者にグルタミン酸ナトリウムを大量に含む食事を与えても症状が再現されず、グルタミン酸ナトリウムと中華料理店症候群の関係は証明できませんでした。
【中華料理症候群:1968年に,中華料理を食べた人が,頭痛,歯痛,顔面の紅潮,頸部や腕の痺れ,動悸などの症状を訴えた】
食品添加物ではないが、人工的に作られる原材料。
酵母エキス
うま味成分のことです。原料は酵母。酵母を酸・アルカリ・酵素のいずれかで酵母の細胞壁を破壊し細胞成分を抽出した後に粉末化したものです。精製されていないので食品添加物には指定されていませんが、このような化学的に作られた濃厚な味に慣れることにより、味覚が壊れることが懸念されています。

たんぱく加水分解物
その名の通り、タンバク室を加水分解したもの。アミノ酸やアミノ酸が複数繋がったペプチドになります。加工食品にうま味やコクを加える化学調味料です。加工食品にうま味を加える添加物だが、「食品」に分類されていいます。そのため食品の表示に関しては厳しい取り決めはないのですが、一緒に生成される化学物質に発がん性の心配があり、人体へ悪影響をもたらすのではないかと懸念されているものです。

画像元:たべるご
食品添加物について調べると、様々な意見、研究データが見受けられます。
ただ、一つ言えることがあるとしたら、食品添加物は取らなくて良いならば、取る必要はないということです。
自分の身を守れるのは自分だけです。食事をする際、買い物をする際、少し気をつけてみてもいいかもしれません。
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