クラフトカレーは造語?
クラフトカレーに明確な定義はまだ存在しません。それは当たり前です。そもそも一般的な言葉ではないからです。
クラフトカレーという言葉は、クラフトビールで有名なイギリスメーカーのブリュードッグの書籍を読んでいた際に思いつきました。
Googleで調べてみるとまだ存在するとは言えないくらい使われていない造語に近いワードでした。

その名の通りお店などで手作りで作られたカレーをクラフトカレーと呼ぶケースが多いようです。
しかし、私たちが指しているクラフトカレーはカレールー自体が手作りだということです。まさにクラフトビールと同様の考え方です。
もちろん、工場で直火窯と言われる大きな窯で作っているのですが、その作業はまさに料理です。材料の入れる順番、火の加減を逐一調節し、1つの窯で10時間かけて作られます。
そのため、コストもかかりますし、商品の完成までにも相当時間を要しました。
これだけ手間隙をかけるからこそ、本当に美味しいものができるのです。

私たちが作ったクラフトカレーの定義をここに記します。
クラフトカレーの定義
1. 小規模生産であること
2. 独自の文化を有すること
3. 革新的な味であること
小規模生産であること、つまり今の品質を守ることだと思っております。大規模生産にし、品質を落とすことは絶対にしません。優先は品質です。その上での生産なのです。
独自の文化を有すること、クラフトカレーを作る理由、その背景や歴史。それらを有する生産者が作るからクラフトマンシップに則ってカレーを作っていけると考えています。
革新的な味であること、これは一口食べて「これがクラフトカレーだ」と誰もが感じることのできる美味しさであることがクラフトカレーの条件です。
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